チェックすべきポイント5選!
建設業従事者も30代、40代になってくるとキャリアやライフプランを見直す人も多いのではないでしょうか。特に建設業界への転職を考えている方にとって、給与だけでなく福利厚生の充実度も重要なポイントです。今回は、30代・40代が建設業の福利厚生で注目すべき5つのポイントを紹介します。
1. 社会保険の充実度
2. 退職金制度の有無
3. 住宅手当・家族手当の充実度
4. 資格取得支援制度
5. 休日・休暇制度
1. 社会保険の充実度
建設業では、社会保険(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険)への加入が義務付けられています。公共工事を受注している会社では社会保険の加入は必須となっていますが、会社によっては加入状況に差があるため、転職前にしっかり確認しましょう。特に厚生年金は、老後の生活にも影響するため要チェックです。
若い世代はあまり考えていないようですが、チョット考えてみましょう。40歳の建設業従事者の平均年収の500万円で30年間働いた場合、厚生年金と国民年金の受取額には大きな差が生じます。厚生年金に加入している場合、会社が保険料の半分を負担してくれるため、国民年金よりも高い給付額が期待できます。例えば、現行制度のもとで試算すると、厚生年金の受給額は月額約17万円になるのに対し、国民年金のみの場合は月額約6万円程度となります。30年間の総額に換算すると、厚生年金は約6,000万円、国民年金は約2,100万円と、約3,000万円以上の差が生まれることになります。厚生年金を掛けていればぎりぎりの生活ができそうですが、国民年金だけだとよほどの貯蓄をしていないと生活できませんね。
このように、厚生年金に加入することで将来の安定につながるため、福利厚生の一環として確認することが重要です。
2. 退職金制度の有無
2019年、金融庁が発表した報告書により、「老後には2000万円の貯蓄が必要」という試算が話題になりました。これは、年金だけでは生活費が不足するため、自助努力としての資産形成が必要だという内容でした。そこで、長く働くほど重要になるのが退職金制度です。退職金制度は企業独自の制度ですから企業ごとで大きく変わります。例えば、中小企業の平均退職金は、30年間勤務した場合、約550万円~650万円といった水準になっています。また、大手ゼネコンでは1500万円~2000万円を超えることも珍しくありません。建設業の中でも、退職金制度を導入している企業とそうでない企業があります。また、建設業退職金共済(建退共)に加入しているかどうかも確認しましょう。建設業界で働いた日数に応じて退職金が積み立てられます。例えば、30年間(360月)勤務した場合、受け取れる退職金の目安は約3,038,919円となります。
ミツヨシ工業では、「老後には2000万円の貯蓄が必要」を根拠に保険を活用した積立方式で退職金を支給しています。この制度により、毎月一定額を保険会社に積み立て、安定的に運用することで、退職時に2500万円~3000万円程度の退職金を支給する制度を設けています。従業員の勤続年数や役職に応じて退職金額は増加し、長期勤務者にも安心できる支援を提供しています。また、一括支給に加え年金形式での支給も選べる柔軟な対応をしており、退職後の生活を支える制度として高く評価されています。この取り組みは、従業員のモチベーション向上にも寄与しています。
3. 住宅手当・家族手当の充実度
30代、40代になると、結婚や子育てを視野に入れる人も多いでしょう。住宅手当や家族手当が充実している企業なら、生活の安定につながります。社宅や寮を用意している企業もあるため、福利厚生の一環として確認するとよいでしょう。
4. 資格取得支援制度
建設業界では、資格がキャリアアップに直結します。会社が資格取得費用を補助したり、講習会の受講を支援したりする制度があるかをチェックしましょう。特に施工管理技士や電気工事士などの資格取得を目指す人には必須のポイントです。
ミツヨシ工業では、社員が専門的な技術を身につけるための資格取得を積極的に支援しています。資格取得にかかる費用を会社が負担する制度があり、社員のキャリアアップをサポートしています。また、資格取得後はそのスキルを現場で活かし、より高度な仕事に挑戦することができます。これにより、技術力の向上と共に、社員一人一人の成長を促進しています。
5. 休日・休暇制度
働き方改革が進む中で、建設業でも休みの取りやすさが重視されています。
週休二日制: 近年では、週休二日制を採用している建設会社も増えてきました。特に、大手建設企業や都市部のプロジェクトでは、週末(土曜日、日曜日)を基本に休日を取るケースが多くなっています。しかし、現場によっては、土曜日も仕事となる場合があります。
1. 基本的な休日体系
シフト制: 施工現場によっては、シフト制を導入しているところもあります。これにより、土曜日や日曜日に働く代わりに平日に休みを取ることができます。シフト制は、現場の進捗に合わせて柔軟に休みを調整できるというメリットがあります。
2. 年間の休暇の取り方
年末年始・お盆休み: 建設業でも年末年始やお盆休みを取ることが一般的です。特に工事が一時的に休止することが多いため、この時期は多くの企業が休暇を設けています。ただし、現場によってはその期間に作業が必要な場合もあり、休暇取得には調整が求められることもあります。
- 年末年始休暇(約10日間)
- ゴールデンウィーク(7日~10日程度)
- お盆休み(10日程度)
長期休暇: 大型プロジェクトや繁忙期によっては、工事の進捗に合わせて長期の休暇を取ることも可能です。ただし、急ぎの工事がある場合、休暇のタイミングが調整されることもあります。
以前作成したブログ記事に建設業の休日についてまとめた記事がありますので,よかったら読んでみたください。 建設業の休日
年間休日数や、有給休暇の取得率、長期休暇の有無を確認しましょう。特に家族との時間を大切にしたい30代、40代にとっては、働きやすさに直結する重要な要素です。
まとめ
建設業の福利厚生は、従業員の生活を支える重要な要素です。特に、社会保険の充実度や退職金制度、住宅手当・家族手当がしっかりと整備されているかが大切です。資格取得支援制度があるとスキルアップが促進され、キャリアパスが広がります。また、休日・休暇制度の充実度も重要で、仕事とプライベートのバランスを取るために欠かせません。これらのポイントをチェックすることで、働きやすい環境を選ぶことができます。
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ミツヨシ工業は法面工事の匠として静岡で創業 最近はICTなどの先端技術にもチャレンジしてスマートな土木工事の未来を目指していきます。私たちと一緒に汗を流して働いてくれる仲間を求人募集しています。未経験の方でもワクワク、楽しく働いていけますよ!
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