【建設業はきつい?】人材不足が深刻1

「求人広告を出してま誰も来ない」そんな声をよく周りの同業者から聞きます。弊社も求人広告を複数の媒体へ出しますが、問い合わせすらありません。

 建設業会は人手不足が深刻で、特に若い世代の成り手がいません。全国の有効求人倍率をみても全産業平均で約1.2倍に対して土木、建設は5~7倍くらいですね。静岡のハローワークの就職率を見ても5%くらい、日本人だけではもう限界ということなのか、外国人の労働者や実習生が増えています。

 ネットであるアンケートを目にしました。【現場仕事きついランキング】、1位「体が大変」 2位「人間関係が難しい」3位「衛生関係が悪い」4位「労働時間が長い」5位「危険」6位「朝が早い」7位「天気の影響を受ける」 8位「スピードが求められる」 以上がランキングですが、弊社の環境と自分の経験で考察していきたいと思います。


1位「体が大変」

確かに体力は使いますね、自分は50代後半ですが、たまに現場へ出て1日仕事をすると1~2日筋肉痛になります(笑  しかし 最近は機械化も進み昔と違い少量でも重機を使うので、内容によっては全く体力を使いません。休憩も適宜とるので、1日中立ったままのサービス業や歩き回る営業職よりある意味楽かもしれませんね。また、『ICT』などのハイテク化も進んでいるのでゲーム感覚で重機の運転もできます。

当社で今年導入の最新重機はタブレットの操作で重機を動かします


2位「人間関係が難しい」

以前の建設業は職人気質の人が多かったので、口下手でコミュニケーションをとるのが下手の方が多かったかもしれません。現在はそんなことはありません。でも、口が悪い人は他の職種と比べると多いのも現実かも。しかし、口は悪いが気は良い人が多いです。


3位「衛生関係が悪い」

以前の現場の仮設トイレは匂いが最悪、市街地では近隣から苦情も。最近では仮設トイレにバイオ菌を入れたり快適トイレを使いますので、かなり改善はされましたが、常設のトイレに比べれば(涙 でも、これからはかなり改善していくでしょう。弊社は山間部の現場がほとんどなのでそこらへんは気になりませんが・・・

最近では快適トイレが導入され、女性でも使えるように改善されています


4位「労働時間が長い」

過去、弊社も法面の専門工事会社の時は現場が遠方にありましたので労働時間は短かく、移動などの拘束時間は長かったですね。たとえば、県内でも遠いところでは朝6時に会社を出発、8時半から仕事4時まで仕事をして会社到着が夜の7時半とかがざらでした。それでも、都心の始発で通勤するサラリーマンよりは短時間ですね。弊社を含め近隣の建設会社は市内の現場だけで仕事をしているので、8時から17時までの仕事、現場までの移動時間は近ければ5分、遠くても30分程度ですね。残業はありませんので、サラリーマンや工場より労働時間は圧倒的に短いですね!


5位「危険」

これは確かにデスクワークに比べれば危険,事務所では転んでも手をつくだけですが、高所の建設現場では転んで墜落すれば、命に係わります。頭の上に重たい荷物が落ちてくるかも、はたまた重機に挟まれるかも・・・

しかし、高所では墜落製紙用器具の使用、吊荷にの下入らない、重機の作業半径には立ち入らない等の当然のルールを守っていれば起こり得ない事です。事故のほとんどが本人の怠慢や不注意からくることなんですね。ま~危険の要素はいっぱいありますね(汗

墜落製紙用器具(安全帯)の特別教育を受けているところ


6位「朝が早い」

4位の労働時間が長いと関連がありますが、建設業に係わらず朝の始業は8時か8時半が一般的だと思います。足場や特殊工事の専門工事業者は当然、遠方の現場に始業時間に間に合うように会社を出発するのでそうなりますね。しかし、一般の地場の建設会社は近隣の現場で仕事をすので特別朝が早いわけではなく、一般的な職種と朝起きる時間は一緒ですよ。


7位「天気の影響を受ける」

外の仕事が大半だから、当然そうなります。雨の日は土を使った仕事や舗装、コンクリート打設などの作業ができないので、職人については休みになることも、管理者は休工日を利用して書類などの内業をします。また、夏の猛暑や冬の凍結、積雪など影響はありますね。特に夏の暑さは体力的にきつい、最近は扇風機のついた空調服、スポットクーラー、あったかい電熱ベストや電熱手袋の着用で少しは楽になりました。


8位「スピードが求められる」

これはちょっとわかりませんね。どのような仕事でもそうだと思いますが・・・ 

ほとんどの現場がそうだと思いますが、スピードより『安全第一』が優先で効率、品質は二の次だと思いますよ。


最後にこれらの問題点を改善すべく、建設業界も環境改善が進んでいます。現在も週休2日の現場が多くなり、もう数年で公共工事は完全週休二日制になると思います。ICTも進み将来的には現場で直接作業しない日が来るかも、ICTの導入に伴い、パソコンやタブレットでのCADやアプリの操作など若い世代の力が必要です。

次回は『建設業の良いところ、楽しいところ』を考察していきたいと思います。


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